今井絵理子さんと手話言語条例にかかる意見交換会

今年4月1日に障害者差別解消法が施行されます。
それを受けて、埼玉県議会でも2つの条例策定に向けて、
自民党で有志のプロジェクトチームを立ち上げて議論してきました。

その2つとは、「手話言語条例」と「ノーマライゼーション条例」。
私は、手話言語条例のチームに所属し、条例策定に関わりました。
ろう者にとって、手話は大切なコミュニケーションツールであり、
英語やフランス語と同様に「言語」であるという前提を明記しました。

これまでろう者の方々が、差別や偏見を受けながらも守り抜いてきた手話。
条例が制定されることで、手話通訳がなされる場 面が増えるとともに、
多くの人が手話を学び、コミュニケーションが取れる社会ができたらと思います。

これまで、聴覚障害者団体の皆さまからのヒアリング等を続けてきました。
この日、条例の策定を前に最終案に対する意見交換会を開催しました。
今回はゲストとして元SPEEDの今井絵理子さんにも参加していただきました。

今井さんは、息子さんが生まれつき聴覚に障害があったことから、
手話を学び、全国で積極的にボランティア活動をされてきました。
SPEEDといえば、私たちの世代は青春時代に活躍した大スターです。
特に、今井さんは妻と同じ年齢で、息子さんは私の長男と全く同じ誕生日。
何か不思議な結びつきを感じながら大変勉強になった意見交換会でした。

なかでも、まだまだ社会には差別が残っているという点。
見た目では聴覚障碍者と分からないため、トラブルに発展することも多いとのこと。
妊婦さんマークのような聴覚障害者マークもないようで、
まずは聴覚障害者がいることを理解してもらうことが重要と語っていました。

この条例制定を機に、県内の障害をもつ方も持たない方も
共生していくことのできる社会をつくっていきたいと思います。
条例は始まり。これから条例をしっかり運用するサポートをしていきます。

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