ICUでキャリアについて講演しました。

ICUで開催された ICU PLACEMENT WEEKという
企業・官公庁等88機関の合同説明会に松下政経塾OBとして参加し、
キャリアについて考えるセミナーで私も登壇させていただきました。

キャリアというのは、スキルや経験だけでなく、
仕事を通して生き方や人間観を磨くことだとお伝えしました。

参加した大学生からは、
「今、夢がある。でもその答えが本当に就職なのか悩んでいる」
「心理学を学んだ。言語化できない価値を社会に伝える道を選びたい」
といった質問が飛び交いました。

訴えたかったのは、大企業に進むことだけが道ではないということ。
社会に貢献する道を真剣に選んでほしいという思いでしたが、
社会や公に対して既に真剣に向き合う学生に姿に触れ、
私は必要なかったかなと思いながらも、とても嬉しかったです。

ICUの考え方には、松下政経塾と通じるところが多くあります。
大学は事実上、学部選考であるため、4年間専門課程ですが、
ICUはリベラルアーツを重視し、2年間は基礎を高めるそうです。
そして、残りの2年で専門性を高め、グローバルな視点を養っていく。
その中心には、志ともいえる“ミッション”が求められており、
リーダーシップをもって実践できる人間を育成するという点など。

現在、教養学部では佳子内親王も学ばれています。
ICUの理念などに触れ、なるほどと納得できました。

今後も折に触れ、若い世代へ思いを伝えていきたいと思います。
暑苦しくならない程度に、気を付けながら。